サンジョベーゼの表記について(ワイン、井上)
イノワインでも多種扱うサンジョベーゼのワインには、キアンティ地区のワインもモンタルチーノ地区のワインも含まれます。これまで、モンタルチーノをはじめとするサンジョベーゼは「サンジョベーゼ・グロッソ(Sangiovese grosso)」、キアンティ市区のサンジョベーゼは「サンジョベーゼ(又はサンジョベート(Sangioveto))」と表記してきました。
モンタルチーノにおけるブルネッロの創始者と言えるビオンディ・サンティ家の独自のブルネッロクローンであるBBS11(Brunello Biondi Santi 11)は、ビオンディ・サンティ家のみ使えるクローンですが、他のブルネッロの生産者も類似のグロッソ系のクローンを使ってきました。しかし、温暖化よるカビの影響を避けるには風通しの良い小粒のSangiovetoも有利となり、実際にワインの生産に供されるようになっています。現在ではgrossoとsangiovetoとを明確に線引きできないくらい、多種のサンジョベーゼのクローンがあります。キアンティ地区でも、伝統的なsangiovetoでなく、grossoを用いる生産者も出てきています。
そこで、イノワインでは、今後「サンジョベーゼ」について、grossoを特に分けて記載せず、全て「サンジョベーゼ」に統一することとしました(BBS11を除く)。この方式は、現在イタリアでも採用されていることをワインジャーナリストの宮嶋勲氏から確認できました。
モンタルチーノにおけるブルネッロの創始者と言えるビオンディ・サンティ家の独自のブルネッロクローンであるBBS11(Brunello Biondi Santi 11)は、ビオンディ・サンティ家のみ使えるクローンですが、他のブルネッロの生産者も類似のグロッソ系のクローンを使ってきました。しかし、温暖化よるカビの影響を避けるには風通しの良い小粒のSangiovetoも有利となり、実際にワインの生産に供されるようになっています。現在ではgrossoとsangiovetoとを明確に線引きできないくらい、多種のサンジョベーゼのクローンがあります。キアンティ地区でも、伝統的なsangiovetoでなく、grossoを用いる生産者も出てきています。
そこで、イノワインでは、今後「サンジョベーゼ」について、grossoを特に分けて記載せず、全て「サンジョベーゼ」に統一することとしました(BBS11を除く)。この方式は、現在イタリアでも採用されていることをワインジャーナリストの宮嶋勲氏から確認できました。